熊本果樹研究会はデコポン（肥の豊）を栽培しております。
生産地は、八代海の神秘の火=不知火（蜃気楼）が拝める地域にあります。
毎年、不知火は旧暦の8月1日深夜から数時間だけ見られる現象です。
夜の海上に浮かぶ灯火が見れた瞬間の光景は一生忘れません。ぜひ、時期になりましたら熊本県宇城へお越し下さい。
旬のデコポンをさらに進化させた品種が“肥の豊”です。
“肥の豊”は熊本県限定で生産している品種です。
デコポンの3つの特徴（香りがよい、皮がむきやすい、種が少ない）に、減酸（酸抜けがよい）が加わりました。なので、一段と甘く感じられます。

まだまだ、 “肥の豊”を栽培している生産者は少ない状況です。
果樹を植え替えてから、その実がなるまでに相応の歳月を待たなければなりません。
年々、従来の不知火から“肥の豊”の樹へ植え替えをして貰える生産者を増やしております。食味を大切にする熊本果樹研究会は、“肥の豊” の甘くて酸っぱさがないことが特徴で、多くの人に好まれる味だと信じているからです。
本年のデコポンの果肉は例年通り肥大しています。今年は、昨年より数日早く出荷致します。食味は、昨年と同じく糖度があり絶妙な味わいがあります。

デコの部分を最初に取ることで剥きやすくなります。薄皮も柔らかいので、皮ごとお食べ下さい。