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塩トマト
海の恵みの恩恵を受けた、塩トマト
【熊本県八代地区】JAやつしろトマト選果場利用組合高糖度部会
拝啓
厳しい寒さが続く今日この頃、お変わりなくお過ごしでしょうか。
熊本県八代地区で“塩トマト”を生産しております、JAやつしろ選果場利用組合高糖度部会と申します。

2002年に当部会を結成したきっかけは、八代管内の中で塩分濃度が高い一部地域にしかできない“塩トマト”の味と品質を守りたいと思ったからです。親から子へ、子から孫へと技術を受け継いでいます。
また、くまもと県版GAPを取得して4年目となり、昨年度よりGI(地理的表示)登録もされました。
八代の特産品として、約10名で“塩トマト”の生産に励んでいます。


“塩トマト”は、まだ世の中に知れ渡っていなかった頃は「塩害トマト」と呼ばれ、市場には出荷せず生産者側で消費しておりました。ですが、食べてみると濃縮されたコクと歯ごたえがあり、その評判が全国に波及しました。見た目は小さいですが、甘さは抜群です。

“塩トマト”のコクと歯ごたえは、八代海を干拓して得た産物です。ミネラルが豊富な土壌で育つことで、トマトに旨味成分が濃縮されます。
コクがある理由に、塩害の影響が挙げられます。塩により水の浸透性が阻害され、大きくならない分、果肉の密度が高くなります。
それに、塩と水のバランスが非常に難しく、トマトにストレス(水やりを減らす)を与えると、根が地下まで成長してしまい、余計な塩分を吸収してしまいます。そのために、畝の高さを高めにしております。“塩トマト”ならではの農法です。

このように塩分濃度の高い干拓地で栽培しているので、一般のトマト栽培とは異なる技術が必要になります。樹を育てるのには苦労しますが、その分ミネラルを多く含んだコクのある“塩トマト”となります。


鮮度にもこだわりがあり、早朝に収穫して速やかに選別をしてます。早朝に収穫することで実が引き締まり、鮮度が保持されます。
選別をする際にも糖度センサーを使用して、“塩トマト”に相応しい物だけを選んでいます。トマトの糖度は通常、平均5度です。“塩トマト”は8度以上と出荷基準を設けております。

今年は、植え替え時期の8月下旬ごろに安定した気候に恵まれたので順調に育ちました。そのため、例年通り安定して出荷できる見込みです!

“塩トマト”は限られた土地でしか生産できない自然の恵みがいっぱい詰まったトマトです。是非、手にとって味わっていただき、感想等を頂けましたら幸いです。
敬具
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永続的に環境を守り、
田畑を守られているんですね。
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高い山々に囲われ、
橋がある故郷を思い出します。
東京にきて、店頭で購入し、
急いで帰りレシピを参考にします。
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