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塩トマト
海の恵みの恩恵を受けた『塩トマト』
【熊本県八代地区】JAやつしろトマト選果場利用組合高糖度部会
拝啓
厳しい寒さが続く今日この頃、お変わりなくお過ごしでしょうか。
熊本県八代地区で『塩トマト』を生産しております、JAやつしろ選果場利用組合高糖度部会と申します。

2002年に当部会を結成したきっかけは、八代管内の中で塩分濃度が高い一部地域にしかできない『塩トマト』の味と品質を守りたいと思ったからです。親から子へ、子から孫へと技術を受け継いでいます。
2021年10月にはGI(地理的表示)登録もされました。長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質や評価を獲得するに至った産品が日本には数多く存在しています。その一つとして登録された八代の特産品『塩トマト』を9名の生産者で栽培に励んでいます。


『塩トマト』は、まだ世の中に知れ渡っていなかった頃は「塩害トマト」と呼ばれ、市場には出荷せず生産者側で消費していました。ですが、食べてみると濃縮されたコクと歯ごたえがあり、その評判が全国に波及しました。見た目は小さいですが、甘さは抜群です!
『塩トマト』のコクと歯ごたえは、八代海を干拓して得た産物です。ミネラルが豊富な土壌で育つことで、トマトに旨味成分が濃縮されます。コクを生み出している要素として、塩害の影響が挙げられます。塩により水の浸透性が阻害され、大きくならない分、果肉の密度が高くなります。塩と水のバランスをとるのは非常に難しく、トマトにストレス(水やりを減らす)を与えると、根が地下まで成長してしまい、余計な塩分を吸収してしまいます。そのために、畝の高さを高めにするなど『塩トマト』ならではの農法で工夫を凝らして栽培しています。このように塩分濃度の高い干拓地で栽培するには、一般のトマト栽培とは異なる技術が必要になります。樹を育てるのには苦労しますが、その分ミネラルを多く含んだコクのある『塩トマト』となっています。


収穫にもこだわりがあり、早朝に収穫して速やかに選別をしてます。早朝に収穫することで実が引き締まり、鮮度が保持されます。選別をする際にも糖度センサーを使用して、『塩トマト』に相応しい物だけを選んでいます。トマトの糖度は通常平均5度ですが、『塩トマト』は8度以上と基準を設けて出荷しています。

今年は8月中旬ごろに定植を行いましたが、安定した気候に恵まれたので順調に育ちました!

『塩トマト』は限られた土地でしか生産できない自然の恵みがいっぱい詰まったトマトです。是非、手にとって味わっていただき、感想等を頂けましたら幸いです。
敬具

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ミニトマト生産者へ
手間暇かけられたミニトマトの
紙面をみて感動しました。家族
のみんなが喜んでいます。
つきましては返事を書きます。
バナナ農園へ
いつでも絶品のバナナです。
たゆまぬ努力のおかげで、
永続的に環境を守り、
田畑を守られているんですね。
〇〇県のねぎ農家の人たちへ
高い山々に囲われ、
橋がある故郷を思い出します。
東京にきて、店頭で購入し、
急いで帰りレシピを参考にします。
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